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朝日新聞・朝日新聞デジタル|更新|2015/05/15

日暮里 猫と歩む、にゃっぽり駅

JR日暮里駅のゆるキャラ「にゃっぽり」=東京都荒川区西日暮里2丁目
JR日暮里駅のゆるキャラ「にゃっぽり」=東京都荒川区西日暮里2丁目

 駅西口から徒歩3分のところにある石段「夕やけだんだん」は、猫たちの「オアシス」になっていた。

 

 下町の風情漂う谷中銀座商店街のそばで、夕日の名所としても知られる階段。野良猫が集まるスポットとしても知られる。2011年には、最寄りのJR日暮里駅にも猫のゆるキャラが登場。20代の女性駅員が考案し、その後「にゃっぽり」と名付けられた。菊地昇・副駅長(55)は「地元リトルリーグの応援団のTシャツに使ってもらうなど喜んでもらえてうれしい」。

 猫と街の人の交流を10年にわたり撮影したドキュメンタリーも誕生した。映像制作業の伊藤信幸さん(56)が毎月ネットで公開してきた映像をまとめた。伊藤さんは「猫が安心して昼寝できる街は人間にとっても素晴らしいと思うようになった」と話す。

 10年前は周辺に常時20匹以上もいたが、最近では4~5匹に。地元ボランティアが不妊・去勢手術を施して無制限に増えないよう管理しているという。ボランティアの1人、猫雑貨の店「ねこあくしょん」の山下由美子店長は「海外からも猫目当てのお客さんが来る。住民と猫がうまく共生していける環境になれば」と話す。(中田絢子)

(朝日新聞 2013年1月20日掲載)