リハビリ続ける夫と妻 画家夫妻が愛猫描いた「二人の猫展」

愛猫をテーマにした作品を手にする島田隆司さん(左)と加寿子さん=愛知県犬山市
愛猫をテーマにした作品を手にする島田隆司さん(左)と加寿子さん=愛知県犬山市

 脳出血のリハビリを続ける、愛知県扶桑町の日本画家島田隆司さん(62)と、妻で中学校美術教師の洋画家加寿子さん(58)による初の夫婦展「二人の猫展」が、名古屋市中区錦3丁目のギャラリー彩(あや)で開催中だ。入場無料。23日まで。


 隆司さんは高校の美術教師だった2004年に脳出血で倒れた。その後、復職したが、通勤の負担もあり、昨年、退職した。


 16年飼ったオス猫が老衰で亡くなったのは、退職後まもなく。2人とも落ち込んだが、知人のアドバイスもあり、退職の区切りとして2人展の開催を決めた。


 愛猫を中心にそれぞれ25点ほどの作品が並ぶ。隆司さんは「私には絵は人生そのもの。なければここまで回復しなかったでしょう」。加寿子さんは「命あることに感謝したい」と話す。

朝日新聞
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