ニタマ駅長の部下、三毛猫の「よんたま」がんばる

集まったファンや報道陣に囲まれる「よんたま」(左)=和歌山県紀の川市貴志川町
集まったファンや報道陣に囲まれる「よんたま」(左)=和歌山県紀の川市貴志川町

 新たに和歌山電鉄の「駅長見習い」に5日付で就任した三毛猫「よんたま」は、さっそく多くのファンに取り囲まれる人気ぶり。落ち着いて、時折可愛く「ミャーオ」と鳴くなど上々のデビューを飾った。

 よんたまは和歌山生まれのメスで生後8カ月。岡山市にある訓練所で、人が好きか、仕事を嫌がらないか、駅長の帽子を嫌がらないか、などの適性を判断され、小嶋光信社長の面接も受けて「採用試験」に合格したという。

 この日は、貴志駅(和歌山県紀の川市)でたまの駅長就任10周年の記念式典があり、先輩駅長で上司となるニタマもよんたまの「教育責任者」に命じられた。2匹は初対面。写真撮影のために並ぶと、ニタマはよんたまに、「シャーッ」と厳しい声を出していた。

駅長見習いとなる「よんたま」(左)と見習い期間中の教育責任者を任命された「ニタマ」=和歌山県紀の川市貴志川町
駅長見習いとなる「よんたま」(左)と見習い期間中の教育責任者を任命された「ニタマ」=和歌山県紀の川市貴志川町

 集まったファンからは「可愛い」と声が上がった。和歌山市立東中2年中井康誠君(14)は「よんたまも、たま駅長みたいに有名になって、お客さんもたくさん来てほしい」。よんたまは来週からニタマの公休日の水曜と木曜に伊太祈曽(いだきそ)駅で午前10時から午後4時ごろまで勤務する予定。問い合わせは同電鉄(073・478・0110)。

(真田嶺、浅沼愛)

朝日新聞
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