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近くの避難所は「犬・猫と一緒」を認めるか知っていますか? ペットの防災アンケート


 飼い犬や飼い猫のために何らかの防災対策をしているという飼い主は56.9%いるが、最寄りの避難所を知っていても、ペットと一緒に過ごせるかどうか知らない飼い主は65.8%にのぼることが、飼い主のアンケートでわかった。


 アンケートは、ペット保険のアイペット損害保険(株)が今年1月、犬猫飼育者計2,214人(犬飼育者:1,212人、猫飼育者:743人、犬猫飼育者:259人)を対象にインターネットで実施した。


 犬や猫の防災について「特に対策をしていない」という飼い主は、犬では35.6%、猫では59.8%。犬と猫の飼い主の間で差が表れた。


 具体的な防災対策について、犬飼育者では「『待て』や『おすわり』など基本的なしつけができている」(43.4%)、「普段からクレートやケージに入ることに慣れさせている」(29.1%)、「ペット用の防災グッズをそろえている」(21.9%)、「普段から誰かが一緒にいるようにする」(20.6%)「普段から他人や他人のペットに慣れさせている」(18.9%)などの順だった。


 一方、猫飼育者では「普段からクレートやケージに入ることに慣れさせている」(17.2%)「ペット用の防災グッズをそろえている」(17.2%)、「普段から誰かが一緒にいるようにする」(16.7%)、「普段から他人や他人のペットに慣れさせている」(7.4%)などの順だった。


「ペット用の防災グッズをそろえている」と回答した500人に、何を備えているか質問したところ、犬猫飼育者とも「フード(おやつを含む)、飲料水」が9割を超えた。


 環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」によると、フードなどの飲食料は少なくとも5日分、できれば7日分用意することが望ましいとされる。ただ、ペット用の救援物資が届くまでには時間がかかる場合もあるため、余裕を持って準備しておくと安心だろう。


 また、災害時に飼い主がペットを連れて一緒に避難する「同行避難」と、ペットと一緒に避難して避難所(建物内)で過ごす「同伴避難」とは異なるが、環境省のガイドラインは「同行避難」を推奨していることを知っていた飼い主は3割未満だった。同行避難の場合、避難所でペットと一緒に過ごせるかどうかは自治体や避難所の判断に委ねられている。アンケートでは、自宅から最寄りの避難所を知らない飼い主が20.4%おり、最寄りの避難所は知っていても、ペットと一緒に過ごせるかどうか知らない飼い主が65.8%いた。


 過去の震災では、ペットの「同行避難」と「同伴避難」の違いが分からず、一部の自治体や避難所で混乱が起きた例もあった。防災への意識や関心を高める活動は各地で行われている。大切なペットの命を守るためにも、具体的な防災への備えを考えておく必要がありそうだ。