和歌山電鉄「たま電車」内の文庫に350冊寄贈

寄贈された図書を背に記念撮影に応じる駅長見習い「よんたま」と和歌山電鉄の小嶋光信社長=いずれも和歌山市伊太祈曽
寄贈された図書を背に記念撮影に応じる駅長見習い「よんたま」と和歌山電鉄の小嶋光信社長=いずれも和歌山市伊太祈曽

 和歌山電鉄貴志川線の「たま電車」内にある文庫に350冊の図書が寄贈され、和歌山市の伊太祈曽駅で4日、記念式典があった。猫の駅長見習い「よんたま」も初めて公式イベントに出席した。

 

寄贈された車内文庫を背に記念撮影に応じる駅長見習いの「よんたま」
寄贈された車内文庫を背に記念撮影に応じる駅長見習いの「よんたま」

 新たに文庫に並んだのは、和歌山にちなんだ図鑑や写真集、外国人観光客向けに、英語、中国語、韓国語の小説や旅行ガイドなど。寄贈したのは和歌山東南ロータリークラブで、2009年のたま電車スタート時からある車内文庫の傷みに気付き、寄贈を決めたという。同クラブの土屋一博会長(52)は、「貴志川線が末永く残るのをサポートしたい」と話した。

 

和歌山東南ロータリークラブの土屋一博会長(左)に感謝状を贈る駅長見習いの「よんたま」と和歌山電鉄の小嶋光信社長(右)
和歌山東南ロータリークラブの土屋一博会長(左)に感謝状を贈る駅長見習いの「よんたま」と和歌山電鉄の小嶋光信社長(右)

 イベントに参加したよんたまは、和歌山電鉄の小嶋光信社長を通して、「たくさんの種類の本がそろってうれしいニャン」とのコメントを発表した。よんたまは、伊太祈曽駅で月曜と金曜を除く週5日勤務。1年間見習いとして働くという。


(金居達朗)

朝日新聞
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