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ぐっちーさんの猫に小判

ぐっちーさん・sippo|更新|2015/06/26

第2回 犬は小さな子どもみたい でも猫は(性格悪めの)女性?!


 ところが、です。


 つい先日、長女がやってきて、「友だちが猫を拾って、飼い主を探している」というのです。ちょうど連載も始まるし、これはまた何かのきっかけだろうか……と思いつつ、実はいま、かなり悩んでいるところです。


 猫というのは不思議なやつで、このようにふとしたことから縁ができる、ということが多いのです。猫を飼われている方にうかがってみると、家に捨てられていた、拾った、誰かに頼まれた、という「受動型」のケースが圧倒的に多い。私は子どものころは犬ばかり飼っていましたが、犬の場合、あの犬種が飼いたいな、大きさはこのくらいがいいな、色は……などと、飼う前にずいぶん「積極的」に悩まれるのではないですか? 私もそのように悩んだ末、これまでダックスフントばかり飼っていました。


 猫でもそういう飼い主の方はおられますが、私の知る限り圧倒的に少数。一方で、「うちの庭に住み着いたから、しょうがなくてねぇ」となどと笑っておられる飼い主を、私は何人も知っています。

 

 あなたは犬派 か猫派か――とよく議論になりますが、何より犬と猫の大きな違いはここです。犬は、人間も犬もお互いに積極的にかかわろう、という覚悟がなければ飼えません。人間が積極的に面倒を見ることが絶対条件だし、犬の側も人間に積極的にかかわってきます。まるで小さな子どもと一緒に住んでいるような感じです。そしてそこには明確な主従関係が存在します。

 

 しかし猫は、出会いからしてそんな感じで、生き方もまさに自由そのもの。まして主従関係なんて全く関係なし。良くいえば「自由な関係」なのでしょうが、猫はむしろ、人間を自分にとって「都合の良いパートナー」くらいに思ってるフシがある(逆主従関係とまではいいませんが、あくまで対等な関係)。人間が放っておいてもなんともないし(そういう振りをする)、向こうもめったに積極的にはかかわってこない。よほど気が向くと、のそのそやってくる。犬を小さな子どもに例えましたが、猫を人間に例えると……そう、私にとっては女性(しかもちょっと性格が悪い!)なのです。


 いつも自分の好き勝手にしているくせに、さみしくなると寄ってきて「なでて~」と要求する。でもずっとそうされるのは本当はイヤで、飽きるとどっかに消えていく……。ほら、女性の読者の中にもそういう方、いるでしょ(笑)。でもそれこそが猫の魅力そのものなのです。

 

ぐっちーさん

ぐっちーさん(ぐっちーさん)

1960年生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。ブログは(http://guccipost.jp/)。著書に『ぐっちーさん 日本経済ここだけの話』など。


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