保護犬が歩き回る川崎の動物愛護センターに感動 浅田美代子さん

浅田美代子さんが力強い発言をされるのに聴き入りました
浅田美代子さんが力強い発言をされるのに聴き入りました

 9月25日の日曜日、小田急線の新百合ケ丘駅前にある川崎市の麻生市民館などを使って行われた「動物愛護フェアかわさき2016」に「エンジン01文化戦略会議」の動物愛護委員会メンバーと共に参加してきました。

 2年続けて犬の殺処分ゼロを達成している川崎市が、今年度もきっと達成してくださることを確信したのは、その日に行われた長寿犬、長寿猫の表彰、さらには動物のために日々愛情を注いでおられる方への感謝状贈呈式でのことでした。

 市長さんや獣医師さんの代表らと共に、湯川れい子さんをはじめ、安藤和津さん、堀紘一さんら、動物愛護委員会メンバーが登壇し、犬や猫への思いをお話しさせていただいた最後のことです。

 なんと、女優の浅田美代子さんがゲストでいらしたのです。

 美代子さんが、小さい頃から犬と共に暮らしてきて、さまざまな場面で犬に助けられたこと。特に、お母さまを亡くされたとき、立ち直るきっかけをくれたのは傍らにいた犬たちだとうかがっています。

 そして美代子さんと言えば、保護犬4匹と共に暮らしながら、動物愛護を通じて、小中学生に命の尊さを説く「いのちの教室」を各地で開催。川崎市でも開いているとのことでした。

 そのご縁で、動物愛護センターの見学もしたという美代子さんは、「私は“へたれ”で、これまで、殺処分されてしまうかもしれない動物が収容されているセンターには一度も行ったことがなかった」と吐露。でも、勇気を出して行った川崎市の動物愛護センターでは、「犬たちは、檻の中ではなく、職員さんが仕事をしているデスクのまわりをチョロチョロしていて本当に驚いた」と……。

「どうして、こんなところに犬がいるの?」とセンターの職員さんにたずねると、「こうして、犬と接する時間をたっぷりとっていれば、犬の性格や癖をより知ることができて譲渡しやすくなる」という答えが返ってきて、感動したのだそうです。

 それだけではありません。川崎市のセンターの職員さんの中には、自宅に乳飲み子の猫ちゃんを連れて帰り、ミルクをあげたり、一緒に寝たりしてくれている方もいらっしゃるそう。そのことにも美代子さんは感動し、「すべてのセンターがこのようになってくれたら」と、おっしゃっていました。

 動物愛護関連のさまざまな活動をしていらっしゃるからこその浅田美代子の目線と力強いコメントに本当に頭が下がりました。

 動物愛護週間は終わってしまいましたが、動物愛護“年間”という思いで、できる限りのことをしていきたいと思っています。

湯川れい子さん(右)、安藤和津さんらが、動物愛護法改正に向けて署名活動をしました
湯川れい子さん(右)、安藤和津さんらが、動物愛護法改正に向けて署名活動をしました
山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。『踊る!さんま御殿!!』の構成や、『サンデージャポン』『ドデスカ!+』などのコメンテーターを務める。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この連載について
山田美保子の育犬日記
人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
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