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山田美保子の育犬日記

山田美保子・sippo|更新|2016/12/19

第64回  湯たんぽ効果で? ついにハンターが夫のそばで寝てくれた夜

湯たんぽのそばでぐっすり、ココとハンター
湯たんぽのそばでぐっすり、ココとハンター

 色々な意味で現場主義の私は、ネットショッピングというのを全くと言っていいほどやらないのですが、夫は毎日のようにネットで何か買っています。

 先日も、「ハンちゃん(ハンター)用のホットカーペット、買っていい? これなんだけど」とパソコンの画面を指さしました。

 夫いわく、私が週に一度、名古屋泊になる曜日、ハンターはずっと玄関で寝ているとのこと。「玄関はいちばん寒いから可哀想だよ」と、ホットカーペットを買うことを思いついたのだとか。

 でも、私は「心配がまた一つ増える」と猛反対。ただでさえ、外泊する日はハンターのことが心配で心配で仕方がないのに、もしも、そのホットカーペットのコードをかじってしまったらどうしよう…とか、もしも、何らかのトラブルが発生して火事にでもなったら……と良くないことばかり考えてしまったからです。

 果たして「これなら大丈夫でしょ?」と夫がネットで購入してくれたのが湯たんぽ。電子レンジで5分加熱し、専用のカバーに入れて布団に忍ばせると朝までポカポカ…というふれこみでした。

 吉田羊さんをはじめとする女優さんをまねて「靴下4枚履き」を実践している私は、この一年ほど冷え知らずで自分自身は夜、一切の暖房器具を使っていません。

 でも、短毛のミニチュアピンシャーであることと、ココとピンは沖縄生まれだったせいか、我が家の犬はとにかく寒がり。特に冬場は目で見てわかるようにガタガタ、ブルブルと震えてアピールする(?)こともしょっちゅうです。

 ハンターはそれほどでもないと思っていたのですが、「かわいそうだから」と夫が言うのは、実は私が不在のとき、ハンターはいまだに100%夫のそばには来ない……とのこと。だから就寝中も、私が居ない夜だけはベッドには来ず、玄関で寝ているというワケなのです。

 ハンターも可哀想だけれど、ハンターと暮らし始めてやがて2年にもなるのに、いまだに100%なついてもらえない夫にも同情しつつ……、その湯たんぽに慣れてもらおうと、レンジで加熱して、専用カバーに入れて、ある夜、試しに私の傍らに置いてみました。

 これが本当にポカポカ、ぬくぬくで、気が付いたら、直径25センチほどの丸い湯たんぽの両サイドにココとハンターの頭が載っかっているのを発見! 一夜にして「お気に入り」となったようです。

 私が外泊する日、夫は玄関にも置いてある犬用ベッドに寝袋を置き、その下に湯たんぽを入れてあげているとか。

 先週、名古屋から帰ると、「聞いてよ! 昨日はハンちゃんが玄関ではなく、僕が寝ているベッドに来て寝てくれたんだよ!」と夫は涙を浮かべんばかりに報告してくれました。

 夫の“愛”は、ゆっくりですがハンターに通じているようです。

これがお気に入りの湯たんぽ
これがお気に入りの湯たんぽ
山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)

1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。


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