TOP > 連載・コラム > 命の救急箱 ~動物は話せない~

命の救急箱 ~動物は話せない~

第35回 本当は怖いレプトスピラ感染症 意外と知られていない人獣共通感染症

 意外と知られていませんが、レプトスピラ感染症は、人も犬も感染する人獣共通感染症の一つです。   <犬への感染経路> 保菌動物の尿で汚染された水や土壌との接触、尿との直接的な接触によって、経皮的あるいは経口的に感染します。感染初期には血中にも存在するため、血液、髄液、組織も感染源となります。 発生状況は、全国で年間30~50件が届け出られています…[ 続きを読む ]

犬|健康|レプトスピラ感染症,予防,人獣共通感染症,尿毒症,感染症

sippo

第34回 犬のワクチン、年1回は必要? 3年に1回でいいって本当?

 ワクチン回数は年に1回必要? それとも3年に1度でいいの?という疑問にお答えしましょう。  結論から述べると、どちらも間違いではありません。  個体差があるため、愛犬によって違う、というのが答えなのです。  ではなぜ、3年に1回で良いという情報があるのでしょう。  それは、一部の獣医師がアメリカの情報を採り入れて、接種期間を決めているためです。  元とな…[ 続きを読む ]

犬|健康|ライフスタイル|レプトスピラ,ワクチン接種,世界小動物獣医師会,頻度,1年に1度

sippo

第33回 あなたの犬に混合ワクチンが必要な訳 致死率や感染力が高い病気を防ぐ 飼い主自身も守る

 混合ワクチンって、どんな病気から体を守っているんですか?などと質問を受けることがあります。  そこで、混合ワクチンで予防できる主な感染症と、症状を見ていきましょう。 ・犬ジステンパー 発熱、目やに、鼻水、くしゃみ、食欲低下、下痢、神経症状など致死率最も高い ・犬伝染性肝炎 嘔吐(おうと)、下痢、発熱、食欲低下、目の白濁、子犬の突然死 ・犬パルボウイルス感…[ 続きを読む ]

犬|健康|ライフスタイル|ジステンパー,パルポウイルス,ワクチン接種,混合ワクチン,致死率

sippo

第32回 混合ワクチン、低い日本の接種率 防げたはずの病気発症率は6割

 混合ワクチンは、狂犬病ワクチンとは違って、狂犬病予防法などの法律的な義務はありません。  しかし、実際には、感染症の蔓延(まんえん)を予防するため、犬には必要とされています。  ところが国別に見ると、ワクチンの接種率が違います。  伴侶動物ワクチン懇話会の調べでは、アメリカ84%、フランス68%に対し、日本は25%。低い接種率が報告されています。  では…[ 続きを読む ]

犬|健康|予防,接種率,混合ワクチン,狂犬病ワクチン,発症率

sippo

第31回 キンキンに冷やした水やフード、犬にはむしろ危険 アイスもNG、与えるなら水を

 暑い日が続くと、人間はキンキンに冷やしたビールやかき氷が欲しくなります。では飼い犬にも、ガンガンに冷やした水やフードを与えてもいいもの?という疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。  答えは、……オススメできません。  なぜなら、冷えている食べ物や水などが刺激になって、嘔吐(おうと)や下痢といった消化器症状を引き起こす可能性があ…[ 続きを読む ]

犬|健康|ライフスタイル|アイスクリーム,氷,熱中症,胃腸炎,膵炎

sippo

第30回 高齢化で何が起きる?② 水を欲しがるのは腎臓病のサイン? よく吠えるのは痴呆のせい?

 犬が高齢になった時に起きる症状の続きです。 ③慢性腎臓病のため、だんだんと食欲不振になります  最初は、お水をよく飲むようになった、尿の回数が増えたなど、何となくわかりにくい症状から出始めます。飼い主さんは腎臓が弱っていることに気づかない場合がほとんどです。  腎臓が弱ることで、毒素が体の外に排出できず、吐き気や嘔吐(おうと)などが始まります。そして、け…[ 続きを読む ]

犬|健康|ライフスタイル|慢性腎臓病,痴呆,脳腫瘍,食欲不振,高齢化

sippo

第29回 高齢化で何が起きる?① 寝たきりで床ずれ、咳が止まらず眠れない…

 当院での相談例をあげながら、高齢犬に起こりうる症例について説明したいと思います。     ①寝たきりで、ところどころに床ずれ(褥瘡)ができてしまいます  寝たきりの原因は、椎間板(ついかんばん)ヘルニアや脳神経疾患の可能性なども否定できません。ただ、15歳近くになると手術ができなかったり、内科的治療にも反応しなかったりするケースがあり…[ 続きを読む ]

犬|健康|呼吸,咳,床ずれ,褥瘡,高齢化

sippo

第28回 ペット界も高齢化 寝てばかり、目が白くなる、跳べなくなる…老衰のサインかも

 ペットフード協会の調査によると、10歳以上、いわゆるシニアの犬は全体の35%以上に及びます。猫でも30%以上となっています(いずれも2014年)。  一方で、1歳齢未満の犬は3.4%、猫は5%しかいません。この結果は、ペットの世界でも高齢化社会が進んでいることを物語っています。  高齢の動物にとって問題なのは、やはり病気です。ただし、単純に年をとったこと…[ 続きを読む ]

犬|猫|健康|シニア犬,シニア猫,老衰,身体機能低下,高齢化

sippo

第27回 寒さで犬は震える? 生活環境の変化も影響?

 全国的に梅雨が始まりました。ちょっと肌寒いですね。  通常、犬は寒さに強いと言われ、梅雨寒くらいでは震えません。寒さでは犬は震えないというのがこれまでの常識でした。  しかし、どうでしょう。  最近の飼育環境を見ていると、ほとんどが室内飼いになっています。暖かい室内で長時間、生活することが増えていることは間違いありません。決まった指標はありませんが、温か…[ 続きを読む ]

犬|健康|トイプードル,寒さ,小型犬,震え,Mシュナウザー

sippo

第26回 犬の肥満、なぜいけない? 寿命が縮まる?

 肥満とは体脂肪が過剰に蓄積された状態のことを指します。  犬の肥満は、下記のBCS(ボディ・コンディション・スコア)で表されます。  BCSの4は体重過剰、5は肥満となります。臨床的には、つまり病気として見るなら、4、5の間に区別はないため、いずれも肥満となります。  肥満の原因は、カロリーの取りすぎによることが多いです。さらに、運動によって消費するエネ…[ 続きを読む ]

犬|健康|体重過剰,心疾患,糖尿病,肥満,高脂血症

sippo

4ページ中1ページ目を表示