アラブの猫は愛想がいい！　カメラににじり寄る

　アッサラーム、アレイコム。

　こんにちは、猫上彰です。

　中東の猫シーンをわかりやすく伝える『きょうもアラブで猫まみれ』２回目の今回のテーマは、アラブの猫は愛想がいい！です。この連載では、アラブの猫さんの動画も紹介することにしました。ぜひこちらもご覧ください。

　アラブに住む人はかなりの割合で猫が好きです。イスラム教の開祖ムハンマドが猫好きだったというのは有名な話で、その影響からかムスリムの人は猫をあまり邪険に扱いません。礼拝堂であるモスクに猫が入ったとしても、あまり気にしないそうです。

　そのせいか中東の猫はのんびりして、人なつっこい子がとても多いような気がします。

　私が写真を撮るためにそーっと近づいてもあまり逃げずに、ニャーニャーと言いながら寄ってきます。まあ、そもそも猫の写真を撮る人など中東ではほとんどいないので、通りすがりの人は不審者を見るような目で私の脇を通過していくのですが．．．。

▼▼本当は愛想が悪いかもしれないアラブの猫さん（撮影・猫上彰氏）

　猫も写真を撮られるのに不慣れなのか、カメラを構えると距離感がわからずにガンガンとぶつかってきます。

　もちろん猫たちはエサを期待して近づいて来るので、私が何も持っていないことに気づくと、「なんだよ（怒）！」という感じでとぼとぼと帰っていきます。ごめんよ、期待させて．．．。

　中東の猫に会うときには、何か手土産があるときっと喜ばれますよ。

　ではまた。マアッサラーマ！

 （猫上彰）