猫砂はどれがいい? 果てしないニオイとの戦い

カワイくても、トイレはします
カワイくても、トイレはします

 猫を飼い始めてから1年以上、猫のトイレの研究を重ねていました。

 

 現在の我が家の猫トイレは、試行錯誤の結果です。その研究結果をご紹介させていただこうと思います。お食事中の方には不向きかもしれませんが、特に気にならない方はそのままご覧ください。

 まずは、特に悩んだ猫砂のお話です。

 猫砂は、猫飼いを悩ませたいとしか思えないほど、たくさんの種類が用意されています。最も大きな違いは材質で、これらの猫砂が主流です。

(1)鉱物系

(2)木材

(3)紙

(4)おから

 固まりやすさや処理の仕方、ニオイ問題、猫の好みなどによって、それぞれの長所や重視したい点を照らし合わせ、どれにするか決めるのですが……。素材によって良さが全く異なり、すべて完璧!というものがありません。使ってみなければ分からず、研究のし甲斐がある課題です。

 最初に買ったのは、鉱物系の砂でした。自然の砂に近いため、猫が喜んでくれる上、ニオイが少ないと聞いたからです。

 確かに、ガッチリ固まってくれるので、トイレのニオイは気になりにくいのですが、ひとつ問題がありました。

 何と言うか……人間の場合、トイレですると便は一瞬にして下水に流れて遠くへ旅立って行きますが、猫の場合は、便に砂がくっついてしまうので、鉱物系の猫砂をトイレに流すわけにはいきません。多少は、砂を取り除いて便だけトイレに流せる場合もありますが、ほとんどは猫のトイレから便を取り除いた後、一時的にどこかに保管してから、燃えるゴミに出さなければなりませんでした。(汚物を取り除いて不燃ゴミとして出すなど、地域によってゴミ出しルールは様々のようです)

 最初は、ポリ袋に入れて玄関に置いていたのですが、気になるニオイ。ゴミの日まで“ブツ”をどうするかが我が家の大きな議題となりました。以下のような対策を講じ、ニオイとの戦いを続けました。

第1段階:ポリ袋を二重にする → 変化なし

第2段階:ジッパー付きの袋に密閉 → 多少よくなったけどまだ臭う

第3段階:おむつを捨てる密閉性の高いゴミ箱を購入し、その中にジッパーに入れたブツを捨てる

 このゴミ箱(高さが1mくらいあり、存在感がある)を1カ月くらい使用しましたが、やっぱり臭う……。きっちりふたが閉まっているのに、漂ってくるのです。消臭スプレーをかけまくってもダメでした。

 猫の生み出す生命の力は、文明の利器には敵わないのか……と、愕然(がくぜん)としたものでした。

 きっと、一軒家の庭付きなど、広いご家庭の場合は、こんなに悩むことはないのでしょう。

 ここでようやく、鉱物系の猫砂は我が家に合わないのかもしれないと思い始め、ニオイに降伏したのち、猫トイレの研究が加速したのでした。

 次回に続きます。

(ヤスダユキ)

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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