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猫びより・猫びより|更新|2017/02/21

猫をながめながらカフェ飯 猫や犬の預かりボランティアもする「犬猫食堂」

「てんてんなん」(上)と「なっく」は甘えん坊男子。なっくは大はしゃぎ
「てんてんなん」(上)と「なっく」は甘えん坊男子。なっくは大はしゃぎ

 2014年7月号のキャットアラカルトでも紹介した、世田谷区下馬の住宅街にある「犬猫食堂 紫陽花(あじさい)」。以前はオーナーの新妻美法(みのり)さんの祖父母宅を改築した古民家カフェとして人気だったが、この度、保護団体から犬や猫を譲渡までの期間預かる「預かりボランティア」に力をいれるべく、専用スペースを充実させた新しいカフェとしてリニューアルオープンした。

「以前は犬はバックヤード、猫はカフェにケージを置かざるを得ず、何かと制限を感じていたのですが、今回の建て替えを機に専用の部屋を作ることで、より両立しやすくなりました」と美法さん。

 新たな店内は、カフェから中の様子が窺える猫舎、その隣にトリミングスペースを挟んでペットホテルも兼ねる犬舎が配置され(トリミングとホテルは現在準備段階)、猫たちもカフェの利用客も互いに気がねなく過ごせる空間になっている。

キャットステップもあり、のびのび過ごせる猫舎。取材時は4匹が新たな家族を待っていた
キャットステップもあり、のびのび過ごせる猫舎。取材時は4匹が新たな家族を待っていた

「有機食材や無添加調味料にこだわった」という美味しいカフェ飯をいただきながら、のびのび過ごす自然体の猫たちをじっくり観察することができるので性格も見極めやすく、気になる子がいれば何度でも足を運べるのもカフェならではの大きなメリットだ。

 また、直接猫と触れ合える「猫カフェ」とは業態が異なるため、自由に猫舎に出入りできないものの、その分時間制ではないので滞在時間を気にせず過ごせるのも嬉しい。もちろん、「引き取りを検討されている方は猫と触れ合えますので、気軽に声をかけてくださいね」と美法さん。

猫舎は隔離された安心感と同時に、外が見えるので猫たちの好奇心も満たす構造に
猫舎は隔離された安心感と同時に、外が見えるので猫たちの好奇心も満たす構造に

 カフェには「無愛想が人気」の看板猫・かんのんちゃん(5歳♀)とお達者看板犬・ドラ君(15歳♂)が、気が向けば接客に出てきてくれる。ペットも同伴可能で、犬の散歩途中に立ち寄る常連客も多い。訪れた小さなお客さんもくつろげるよう、ペットマットや給水器が完備されている様子からも動物好きな美法さんの配慮が窺える。

 現在お店の傍ら、ドッグトレーナーの学校にも通っているという美法さん。「犬も預かり期間中にできるだけ問題行動を治してあげられれば、譲渡にも結びつきやすくなる」と意気込む。紫陽花から巣立つ動物たちがこれからますます増えそうだ。

渋々撮影に応じてくれた「かんのん」ちゃん。彼女も美法さんに救われた元保護猫だ
渋々撮影に応じてくれた「かんのん」ちゃん。彼女も美法さんに救われた元保護猫だ

(写真・文 高橋美樹)

犬猫食堂 紫陽花

●東京都世田谷区下馬1-25-17
●TEL 03-3419-1456
●営業時間/12:00~20:00
●定休日/不定休
http://ajisaicafe.com
http://blog.ajisaicafe.com


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