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猫アレルギーですけど

sippo・sippo|更新|2017/03/30

猫がいる我が家に、他人がゾロゾロ… それぞれの反応は?

ビビり猫(上)と好奇心猫。仲良く日なたぼっこ。
ビビり猫(上)と好奇心猫。仲良く日なたぼっこ。

 猫2匹と暮らすことにより、すっかり猫好きが板についた私ですが、かつてはよそのお宅に行ったときに猫がいると、かなりビビっていました。


 この連載の1回目にも書きましたが、よその家の猫は、お客さんを喜ばないものだという認識があったからです。


 ビビりの猫だから隠れたまんま、という場合はホッとしたものでした。今思えば、襲ってくるわけでもないし、ビビる必要はなかったのですが。


 我が家の場合、ほとんどお客さんが来ないので、いろいろな人の猫の接し方を見て楽しむことはほぼありません。まれに「家に行きたい!」という特異な人は、必ず猫好きです。


 先日、我が家の洗面所で、工事をするための調査が行われたとき、三者三様の反応を見ることができました。

 

(1)管理会社の女性(20代)…勇者

(2)マンション設備専門家の男性(40代)…魔法使い

(3)工事施工担当の男性(30代)…戦士

(4)よく分からないスーツの男性(20代)…遊び人


 狭い我が家に、今にもロールプレイングゲームが始まりそうなこの4名が集いました。(役は見た目からつけました)


 ビビり番長・キジトラのモモは、チャイムが鳴った途端、気持ちに足が追い付かないほどのスピードで隠れてしまうので(マンガみたいに足がぐるぐる巻きになっていたと思う)、その方々たちとの触れ合いは一切ないどころか、モモの姿を確認することすらできません。


 一方、恐怖心1割、好奇心9割のサビ柄猫あんずは、様々な服装をしたパーティーの面々に少しだけビビりながらも、隠れることなく見守っていました。


 パーティーのメンツは全員、あんずの存在に気づかないはずありませんでしたが、ほぼ知らんぷり。そんな中、(2)の設備専門家の男性だけは、あんずを見かけるとニコっと笑いかけました。


 この人は猫好きな人だ。と思うと、心が和みます。


 2~3分ほど打ち合わせして、洗面所で(3)の施工担当者が作業をする中、リビングには他の3人と我々夫婦の5人で、することもなくただ洗面所の方を見守ります。


 あんずは人が集まって何やら楽しいことをしているとでも思っているのか、自分も参加したいとばかりに、洗面所をのぞき込んだり、みなさんの近くにやってきました。


 あんずを抱き上げて遠ざけても、また人が集まっているところに来てしまうので、放っておくことにしました。そもそも部屋が狭いので、どこかに閉じ込めない限り、いるところもないのです。


 なんとなく猫好きな気がした(1)管理会社の女性の反応が気になります。


 あんずも、今までの客人の傾向から“女性は優しくしてくれるもの”という認識があるので、特に女性の近くをウロウロしていました。しかし、そんなあんずが見えていないんじゃないかと思うくらい一切無視の女性。


 もしかして、猫が近くにいるだけでもイヤなのかも……。


「すみません、猫あっち行かせますんで」


 と、女性に声をかけて、あんずを抱き上げるようとすると、


「あ、大丈夫ですよ」


 と答えただけでした。普段はもっと気さくな人なんだけどな。


 猫が好きでも嫌いでもないのか、嫌いだけど言いにくいのか、実はアレルギーだから息を止めているのか……。もしくは、管理会社なだけに、猫によって傷つけられた部屋の傷み具合のほうが気になるのか……(これだったら怖いけど)。


 まぁ、猫好きでも嫌いでもないなら、猫が足元にいてもどうしたらいいか分からないですよね。ましてや仕事中だし。


 15分ほどして作業が終わると、(3)と(4)の男性は無反応のまま、猫好きの魔法使い……いや(2)設備専門家の男性は、またあんずに笑いかけながら帰っていきました。


 一人だけは和んでくれたようだけど、他の人は猫が嫌いだったかもしれない。やっぱりあんずも隠しておくべきだったのか……。でも当のあんずは、かまってもらえなくても、なんだか嬉しそうだったので、まぁいいのかな。


 モモはお客さんが帰ってからもしばらく出てこず、10分後くらいに抜き足差し足で出てきました。


 人も猫も、反応はそれぞれ。お互い、平和に過ごせれば問題ないのかな。お客さんが来た時の対応の答えは1つじゃないのかもしれません。


(ヤスダユキ)


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