故たま駅長の活躍が児童書に ローカル線を救った猫の物語

児童書「ねこの駅長たま」にサインする小嶋社長(右)と見守るニタマ=和歌山県紀の川市貴志川町神戸の和歌山電鉄貴志駅
児童書「ねこの駅長たま」にサインする小嶋社長(右)と見守るニタマ=和歌山県紀の川市貴志川町神戸の和歌山電鉄貴志駅

 去年6月に死んだ和歌山電鉄の「たま名誉永久駅長」の活躍をつづった児童書「ねこの駅長たま びんぼう電車をすくったねこ」 (角川つばさ文庫)が15日発売され、和歌山県紀の川市の貴志駅で出版を記念したサイン会が開かれた。

 この本は、2007年にたまを駅長に任命、“二人三脚”で廃線寸前だった貴志川線の経営再建に取り組んだ小嶋光信社長(71)が執筆。駅で生まれた生い立ちから駅長デビュー、映画出演などで世界的なブームを巻き起こしていく様子などを「たまになりきって」書いた小嶋社長が、集まったファンにサインした本を手渡した。

 小嶋社長は「子どもたちに、どんなに難しい状況でも、みんなで力を合わせれば道は開けるということを伝えたい」と話す。

「ねこの駅長たま」は新書判、160ページ。税込み670円。全国の有名書店で販売される。

(白木琢歩)

故たま駅長=2009年3月、和歌山市の伊太祈曽駅
故たま駅長=2009年3月、和歌山市の伊太祈曽駅
朝日新聞
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