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ワンちゃんの「保育園」 犬同士、遊びながら社会性を身につける 「こわくないから、ほえない」

ミニチュアダックスフント(左)とチワワ=竹谷俊之撮影
ミニチュアダックスフント(左)とチワワ=竹谷俊之撮影

 誰とでも仲良くできる、おだやかな性格に育って欲しい――。そう願う人は多くても、愛犬にしつけをするのはなかなか大変だ。都内にあるドッグスタジオ「ラブワン!! 品川芝浦」で、ワンちゃんたちの「保育園」と呼ばれるサービスを取材した。

(末尾にフォトギャラリーがあります)

 ビルの1フロアがお店で、ペットホテルやトリミングスペースもある。トイプードルやチワワ、ビションフリーゼといった人気種の犬たちが、ガラス張りのフリースペースではしゃぎ回っている。しかしよく見ると、ボールを取り合ったりじゃれ合ったりはしていても、互いにほえる場面はほとんど無い。

「犬同士が怖がっていないので、ほえずに遊んでいるんです」と、店の責任者でチーフドッグトレーナーの立花昭人さんは説明する。活発な子、強気な子など、犬の個性や相性を考えながら遊ばせて、他の犬を見ても怖がらないように慣れさせていくという。体をいっぱい動かして、長時間の留守番や運動不足によるストレスで、ムダ吠えや飛びつきなどの行動を改善していくことも目標だ。

 小さな体でめいっぱい跳びはねていたチワワ「ラブ」ちゃんは、週に1回ペースでここに通う。自宅では大の遊び好き。だが、預けられた当初はフリースペースの端で震えていたという。トレーニングを通じて他の犬と一緒に過ごすなかで、次第に打ち解け、いまではすっかりのびのび。飼い主の会社員武井彩さんは「家でもしつけやすくなりました」と話す。

トイプードル(左)、ポメラニアンとチワワのミックス犬=竹谷俊之撮影
トイプードル(左)、ポメラニアンとチワワのミックス犬=竹谷俊之撮影

 この店の保育サービスは、混合ワクチンの接種を2回済ませた犬が対象で、平日は平均15~20頭を預かっている。地域によっては自宅からの送迎サービスもある。

 犬は一般的に、生後6カ月を境に、好奇心が下がり始め、警戒心が高まっていくという。成犬になると、しつけはかなり困難になるとされているが、ドッグトレーナーの資格を取得して13年目の立花さんは「経験上、しつけは犬の個性によって決まると思います。成犬になったからダメという訳ではありません」と話す。犬の保育園は、年齢の制限なく預かっているという。

(崔採寿)

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トイプードル=竹谷俊之撮影
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出典:朝日新聞デジタル
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