TOP > トップは犬を抱えた綱吉くん ゆるポチ袋「コレッポチ」が大人気

トピックス

朝日新聞・朝日新聞デジタル|更新|2017/01/05

トップは犬を抱えた綱吉くん ゆるポチ袋「コレッポチ」が大人気

ポチ袋「コレッポチ」などを企画した大上博行さん(左)と竹安聖子さん=大阪市天王寺区
ポチ袋「コレッポチ」などを企画した大上博行さん(左)と竹安聖子さん=大阪市天王寺区

 お心遣いに半笑いを――。大阪市天王寺区の和紙卸業「オオウエ」が製造・販売しているポチ袋「コレッポチ」シリーズが、全国で人気を集めている。

 現在全68種類。売れ行き1位は、生類憐(あわ)れみの令を発した江戸幕府5代将軍・徳川綱吉が大きな犬を抱えた「綱吉くん~絆~」。一度に10人の話を聞き分けたとされる聖徳太子の柄は、裏に「えっ? もっかいゆーて」。視力検査表、細かいあみだくじ、三つ指をついた両手、蚊に刺された腕に爪で×印を付ける様子の絵柄なども売れている。

 オオウエの4代目候補で旅行会社に勤めていた大上博行さん(30)は、2代目の祖父から「停滞した業界に若い風が必要や」と請われ、2011年7月に親が営むオオウエに入った。「笑いや発見、驚きがあって、コミュニケーションのきっかけになるものを作ろう」と、大阪市阿倍野区のイラストレーター竹安聖子さん(40)と「ゆるい絵柄」のポチ袋の制作を考えた。約240年の伝統がある伊予和紙に活版印刷して14年末に発売し、この2年で全国100店が扱う人気商品になった。

 大阪府の輪郭、大半の人が知らない天王寺区の輪郭の柄など、店頭で客がにんまりとするだけでほとんど売れないものもあるが、竹安さんは「絵柄のまぬけさが和紙の高級感で緩和され、あたたかみのある商品ができた。売れないものほど大事にしたい」と話す。

 シリーズ名はポチ袋の語源とされる「これっぽっちやけど」をもじった。大上さんは「なんやこれ、さすが大阪や、と思われたい。これからも笑いと和紙の伝統を融合していきたい」。3枚入り300円(税抜き)。ホームページ(http://colleppochi.com/)でも通信販売。慶事の記事を集めた新聞柄の祝儀袋などもある。問い合わせはオオウエ(06・6771・7272)。

(一色涼)


専門の獣医師があなたの疑問にお答えします(健康医療相談)