訓練すれば、犬の「捜査官」になれる 岡山県警がPR

愛らしい警察嘱託犬の写真が並ぶ2017年用のカレンダー
愛らしい警察嘱託犬の写真が並ぶ2017年用のカレンダー

 犯罪捜査や行方不明者の捜索にあたる警察嘱託犬の応募を増やそうと、岡山県警は県内の嘱託犬31匹の写真を並べた2017年用のカレンダーを作った。県内の動物病院やペットショップなどに配り、掲示してもらう。

 警察嘱託犬は、県内各地にある民間の訓練所や一般の家庭で飼われている警察犬で、事件や事故などで県警の要請があった時に出動する。県警鑑識課によると、昨年の嘱託犬の出動回数は11月末現在で251件だった。

 指導者の高齢化や都市化の影響で大型犬を飼いづらくなっていることから、嘱託犬の数は減少傾向にある。ピーク時の2007年度は52匹が活躍していたが、今年度の嘱託犬は31匹に。指導者の平均年齢は56歳で、07年度に45人いた指導者は今年度、27人に減っている。同課によると、新しく指導者になる人が伸び悩んでいるという。

 カレンダーはカラー刷りのB2判で200枚を作成。「黒まめ」や「さんじ」など嘱託犬の名前が書かれ、愛らしい姿や訓練風景を写した写真が飾られている。

 毎年4月、県警は審査会を開き、合格した犬を警察犬に委嘱する。同課は「一般の犬でも訓練をすれば嘱託犬になれる。『鼻の捜査官』とも呼ばれる嘱託犬は警察には欠かすことのできない存在。ぜひ挑戦してみてほしい」としている。問い合わせは県警(086・234・0110)。

(村上友里)

朝日新聞
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