「命の重み、忘れないで…」 淡路島で保護犬・猫の写真展

保護された猫たちの写真が並ぶ展示会場=兵庫県洲本市宇原の市民交流センター
保護された猫たちの写真が並ぶ展示会場=兵庫県洲本市宇原の市民交流センター

 淡路島で動物愛護に取り組むボランティアグループ「淡路ワンニャンクラブ」が、飼い主に捨てられた犬や猫たちを写真やパネルで伝える「捨てないで!小さな命」展を、兵庫県洲本市宇原の市民交流センターで開いている。

 

 同クラブは1996年から活動。スタッフら約10人が、捨てられた犬や猫たちの保護や新たな飼い主探しを続け、インターネットなどを通して動物愛護も訴えている。今回は、淡路島での現状を多くの人に知ってもらおうと、初の写真展を開催した。


 会場の市民交流センター・アールギャルリーには、これまでに保護した犬や猫の写真約20点や、同クラブから動物を譲り受けた人たちの「わが子自慢」パネルが並ぶ。同クラブは現在も約40匹の犬や猫を保護しているといい、会場では新たな飼い主も募集。希望者は会場にある問い合わせ用紙に連絡先などを書き、投函(とうかん)箱に入れて申し込む。

 

保護された子猫の写真=淡路ワンニャンクラブ提供
保護された子猫の写真=淡路ワンニャンクラブ提供

 スタッフの女性は「動物も命ある家族の一員。私たちの展示から、それを少しでも感じ取ってもらえたら」と話す。


 31日まで。月曜休館。入場無料。問い合わせは市民交流センター(0799・24・4450)。

 

(児島康子)

朝日新聞
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