赤ちゃんラッシュ、珍しいマヌルネコや世界最小のシカ

マヌルネコの赤ちゃんの体重を量っているところ。一般公開は6月中旬の予定=埼玉県こども動物自然公園提供
マヌルネコの赤ちゃんの体重を量っているところ。一般公開は6月中旬の予定=埼玉県こども動物自然公園提供

 埼玉県こども動物自然公園(東松山市)が「赤ちゃんラッシュ」にわいている。毎年5月ごろが出産シーズンのピークで、生後の状態が安定する同月中旬~6月中旬に公開が始まる。今年は、「世界最小のシカ」プーズーや絶滅が心配されるアカエリマキキツネザルが出産するなど、話題性も高いという。


(末尾に写真特集があります)


 4月1日に生まれたワオキツネザルの赤ちゃんは、少しずつ母親から離れて行動するようになり、放飼場内をぴょんぴょん跳び回っている。昨年12月に公開が始まった南米原産のプーズーは、2月9日と5月14日に、別々のメスが1頭ずつを出産。成獣になっても柴(しば)犬ほどの大きさで、生後半月の赤ちゃんはチワワくらいだが、背中に白い斑点があり、確かにシカだ。


 小型のカンガルー・シマオイワワラビーの赤ちゃんは5月6日、母親のおなかの袋から顔を出しているのが確認された。同園では初めて生まれたアカエリマキキツネザルの赤ちゃんも公開が始まり、3年ぶりに生まれた珍しいマヌルネコ5匹も、6月中旬には一般公開の予定。ネズミの一種ヒメマーラやヤギも子どもの姿を見ることができる。


 飼育担当者は「国内で飼育例の少ない動物の初出産が続き、緊張したが、順調に増えてくれてよかった」と話している。問い合わせは同園(0493・35・1234)へ。


(西堀岳路)

朝日新聞
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