犬猫の譲渡が増え、殺処分は減少  登録ボランティアの効果?

(写真は本文と関係ありません)
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 香川県内の犬や猫の殺処分率がいずれも全国ワースト上位と不名誉な状況が続くなか、2016年度は譲渡が増え、殺処分された犬や猫が減っていたことが8日、県のまとめでわかった。県は「13年度に制度化した登録ボランティアによる譲渡が貢献している」と話している。


 県によると、16年度の殺処分状況(速報値)は、犬が1871匹(前年度比332匹減)、猫が1079匹(687匹減)。譲渡は広がり、犬539匹(155匹増)、猫313匹(110匹増)だった。この日あった県犬猫対策検討委の初会合で県が示した。


 会合で県生活衛生課は、収容した犬や猫のうち、所有者不明の野犬や野良猫が占める割合が、香川は97・5%(2015年度)と全国平均より10ポイント以上高く、「温暖な気候やエサやり行為など、繁殖条件がそろっている」と説明。


 委員からは「殺処分をゼロに近づけるためにも、(収容対象となる野良の)絶対数を減らすのが一番の課題」「エサやりをしないことを県民に徹底してほしい」といった意見が出た。


 検討委は秋ごろまでに次回会合を開き、来年度の県の施策に向けた提言を行う。

朝日新聞
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