猫の撮影テクニック、猫写真家20人が解説 専門誌が猫特集

写真=あおいとり
写真=あおいとり

 猫のかわいい仕草や行動。しかし、写真を撮ろうとすると難しい。どんな風にしたら魅力的な猫写真が撮影できるのか、お手本を見たい……。そんな猫好きの期待に応える特集が、「デジタルカメラマガジン 2017年7月号」(インプレス発行、6月20日発売)で組まれている。カメラ専門誌だけに、猫撮影のコツを詳細に解説している。

 

(末尾に写真特集があります)

 

デジタルカメラマガジン2017年7月号
(本体1000円+税) 
デジタルカメラマガジン2017年7月号 (本体1000円+税) 

 特集は「人気猫写真家20名が大集合! みんな猫が大好き!」。ざまざまな場所で暮らす猫の撮影方法を、総勢20人の“猫写真家”が解説する。テレビ番組などでおなじみの岩合光昭さんが、『夏猫』と題して季節感ある猫写真の撮影のコツを伝授するほか、野良猫のジャンプやパンチなど躍動感あふれる写真集『のら猫拳』のアクセントさんら気鋭の写真家が、“猫の魅力を最大限に切り取る”ための写真術をレクチャーする。写真家の密着取材もある。


 猫がジャンプする瞬間をとらえた写真集『飛び猫』で有名な五十嵐健太さんは、猫がいる島(佐柳島)で猫のジャンプ撮影する時の秘訣を明かす。猫じゃらしの種類、トラブルにならないように餌をあげるルールを知る大切さなどにも触れながら、現地で“防波堤”でのジャンプの撮り方を、こう解説する。(以下、一部抜粋)


〈猫のジャンプはほんの一瞬で終わってしまう。アングルを工夫してそれをいかにも遠くに飛んでいるよう見せてみよう。猫がこちらに向かって正面、もしくは斜めに飛んでくるときはアイレベルから撮影する(中略〉防波堤の上に座って待っていても良いが、寄りかかって待っていた方がアングルの調整がしやすい。ジャンプを横から撮るときはしゃがんで見上げるように撮影してみよう〉

 

デジタルカメラマガジン 島猫編より
デジタルカメラマガジン 島猫編より

 この他、特集は、新宿の猫の撮影ロケ、街中で猫がいる場所や猫の生態の紹介、屋外や路上で撮影する際の注意点など、ノウハウも満載。先に開催した猫のフォトコンテスト(応募総数約900件)の結果も掲載するなど、盛りだくさんの内容だ。


 デジタルカメラマガジン編集部は、企画の狙いをこう説明する。


「これまで猫に限らず動物の撮り方は、デジタルカメラマガジン本誌で小特集として取り扱うことはありましたが、ここまで大々的に、猫に特化して取り上げたのは、今回が初めてです。長年猫と暮らし、猫の写真を撮影しても何だか上手くいかない……という方は多いはず。様々な雑誌が猫の撮影方法を取り上げていますが、本誌はカメラ専門誌として、さらに一歩進み、『なぜ上手くいかないのか』『どうすればもっと上手くいくか』まで踏み込みました」


 もちろん、対象は「猫の飼育有無を問わない」という。「愛猫家や写真愛好家に、本誌のノウハウを参考にして、楽しく猫の写真を撮影いただきたいですね」


(藤村かおり)

 

 ●登場する猫写真家(敬称略)
あおいとり、青山裕企、アクセント、五十嵐健太、池口正和、石橋絵、石原さくら、五十嵐満、内山晟、沖昌之、奥村準朗、小林希、小森正孝、SHIRONEKO、中井精也、punkuma、星野俊光、前田悟志、牧野直樹、芳澤ルミ子、
(表紙とspecial galleryは岩合光昭)
サイズ:A4変形判
価格:本体1000円+税
電子版価格:926円+税
発行:インプレス
雑誌情報ページ
sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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