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ぐっちーさん・sippo|更新|2015/07/27

第4回 オフィスに猫を! 「ワンニャフル」なビジネスアイデア



 そもそもこのコーナーは、アエラで長らく私の連載を担当をしてくれていた太田匡彦君が持ってきた話でして、「猫と経済のかかわりあいについて書いてくれませんか?」という傍若無人な、というか無茶苦茶な依頼内容から始まりました。普通なら断りますが……そこは猫好きの血が騒ぎ、「さすがに毎回は難しいけど、なるべくそうするね」などとあいまいな返事をしていました。

 そうしたところ、すでに始まってしまったので、こりゃまいったにゃ、と思っていたところに、実はワタクシ自身がやろうと思っていたことを先におやりになった方がいる、と言うことが判明したのです。やられた!

 これ(https://www.facebook.com/Qstudioimaizumi)、すばらしいアイデアです。

 新たに猫を飼うのではなく、元々そこに猫はいますから、世話をできる方だけ入居してくださいね……というまさに一石二鳥ならぬ「一石二猫」のアイデア。こういうの、やりたかったんです。

 オフィスに猫!? と訝る方もおられるかもしれませんが、猫は基本的に放っておけばひとり(一匹)で遊んでいる動物ですので、仕事中に邪魔になることはめったにありません。

 慣れてくるとパソコンの上に乗ってきますが、邪魔になるとすればそれくらいですかね。実際、猫のいる空間でずっと仕事をしていましたが、全く問題ありませんでした。


 あとは、来訪者の方の声が大きいと(特に男性)びっくりして逃げ回ることくらいでしょうか(宅配便のお兄さんとかですね)。

 そして仕事の合間に猫を触っていればとても癒やされ、新しい仕事のアイデアがどんどん出てくることは請け合い。ぎすぎすした雰囲気満載のアエラ編集部なんて、まじで猫を2匹くらい飼ったら、仕事がすごくスムーズになるんじゃないですか(笑)。

 ペットの横で仕事をすると仕事の効率が上がる、という真面目な研究結果までアメリカでは出ているんですから。夏の暑い夜のエアコンの電気代問題など、ちょっと気になる点もあるにはありますが、アイデアとしては上出来でしょう。

 これなら複数飼うこともできるし、まさに「ワンニャフル」、であります。当然次は、猫付きアパートなど――この発想の応用範囲はかなり広いです。

 そういえば、日本のアパートなどの賃貸物件はペット不可となっている物件が実に多いのが不思議でなりません。犬はほえるのでうるさい、というのはわかりますが、全くうるさくない猫を個室内で飼う場合、何がいけないのか、全く意味不明です。

 部屋が傷む、という説もありますが、どうせ、猫の爪痕くらいなもので、原状回復が退去時に義務付けられている日本の賃貸契約では(そのために敷金などという妙なものを取られている)、その部分は借り主のコストなので、貸主が云々するような問題ではないような気がします。だいたい、政府機関みたいなものであるUR(都市再生機構)自体がほとんどの施設をペット不可にしているのですから、何をかいわんや。捨て猫対策にURが率先して猫付き住宅を賃貸する、くらいのことはしてもらいたいものです。別に部屋の外に出てくるわけではなく、あくまでも室内飼いなのですから迷惑になる度合いもそんなに大きいようには思えません。

 さらに独身の方や、一人暮らしのご老人などにはその精神的安定に猫がとても役に立ちます。役に立たない代名詞の「猫の手」でありますが実は人間にとって、とても良いパートナーなのです。次回はそのあたりのお話も……。

ぐっちーさん

ぐっちーさん(ぐっちーさん)

1960年生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。ブログは(http://guccipost.jp/)。著書に『ぐっちーさん 日本経済ここだけの話』など。


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