TOP > 第75回 短毛犬はエアコンが苦手? 保護犬ハンターもバルコニーで「くつろぎタイム」!

山田美保子・sippo|更新|2017/08/14

第75回 短毛犬はエアコンが苦手? 保護犬ハンターもバルコニーで「くつろぎタイム」!

猛暑のさなか、バルコニーで温風を満喫!?
猛暑のさなか、バルコニーで温風を満喫!?

 ピンとココの姉妹は、猛暑日であっても、バルコニーの室外機で熱風をあびるのが大好きだということをこれまで何度も書いてきました。


 共に沖縄生まれで、コクモというお父さんの娘。加えて、短毛犬ゆえ、エアコンが効いた室内が時おり、彼女たちにとっては冷え過ぎなのか、体温調節のため、“夕涼み”ならぬ“昼温もり”に出るのかな? ……などなど勝手に想像をふくらましつつ、バルコニーのココ専用デッキ(!)にピンの姿がない3回目の夏。またピンへの想いを募らせる日々でした。


 それが…です! 数日前、ココのために20センチほど、いつも開けているサッシを通り抜け、ハンターが“昼温もり”をしているではありませんか!!


 ハンターにとって、我が家は2度目の夏。昨夏は一切、興味を示さなかったエアコンの室外機前での“くつろぎタイム”を初めて満喫したのです。


 本当に驚きました。これまで、ココのあとをついていっても、気持ちよさそうに寝そべるココを横目にハンターは立ったままで「何がいいんだろう?」という顔をしていたのです。


 それが、今回は一人でバルコニーに出て行き、室外機の前で寝そべったのですから、これは“歴史的瞬間”と言っても過言ではないでしょう。


 でも、私がカメラを向けると、スッと立ち上がって部屋に入ってきてしまうハンター。この写真は、洗濯物の陰から、そっと隠し撮りをしたものです。


 夫に報告すると、ひとしきり驚いたあと、「これでハンちゃんも、やっとウチの子になったのかな?」とシミジミしていました。


 ハンターも、ピンやココと同じようにエアコンの室外機の前で熱風を浴びるのが本当は好きだったのか否か。ただココのまねをしているだけなのか。室内の温度調節がハンターにとっては低すぎなのか否か。彼の感想を聞くことはできませんが、ピンがいちばん最初にやり始めて、ピンのために用意してあげた専用ウッドデッキに、ココのみならず、ハンターも寝そべってくれたことが、私たち夫婦の気持ちをホッコリさせてくれたことには間違いありません。


「あとはクルマとクンクンだね」と夫。クルマでの長距離移動が大好きだったピンと、クルマに乗るとすぐ気持ちよさそうに昼寝をするココに対し、ハンターは、ハァハァと息をあげ、舌を出しっぱなしにするのです。


 夫も私もクルマが大好きで、「だからピンとココもクルマ好き」と勝手に思っていたのですが、ハンターは違うみたい……。つらくて怖い想いをたくさんしてきたし、譲渡会に連れていってもらうためにクルマで知らない場所にたくさん行ったことが、もしかしたらトラウマになってしまっているのかもしれない……。そう思うと、また胸がしめつけられそうになるのですが、もしもハンターがクルマでもリラックスできるようになる“歴史的な一日”が訪れたら、それはそれで本当にうれしいことなのだと思います。


 もう一つの「クンクン」は、ピンとココが大好きだった「クンクンゲーム」(トレーナーの須崎大先生による)のことです。クンクンと匂いを嗅ぎながらいろんなことを教えてもらって、ご褒美をもらうゲームが大好きだったピンとココは、お散歩に行っても、あらゆるモノの匂いを嗅ぎまくり、トイレをしました。


 でもハンターは、外に出てもほとんど匂いを嗅がず、よって、トイレもほとんどしないのです。


 保護犬のハンターが我が家にやってきて、もう2年半。「まだウチの子になりきれてないのかな?」と思うと同時に、これから何度か訪れるであろう“歴史的な一日”のために、もっともっと愛情を注ぎたいと思います。

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)

1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。


山田美保子の育犬日記の記事


専門の獣医師があなたの疑問にお答えします(健康医療相談)