愛犬の誕生日に思い出す、次の日に先住犬を失った3年前のこと

わが家の愛犬たちは寒がり。すでに朝晩、毛布にくるまっています
わが家の愛犬たちは寒がり。すでに朝晩、毛布にくるまっています

 8月30日でココが11歳の誕生日を迎えました。たぶん人間の次男や次女と同じように、我が家に来たときから姉のピンのお下がりばかりで、新しいモノをほとんど買ってもらえなかったココ。


 いつもそれをココに代わって「かわいそうだねぇ、なんにも買ってもらえなくて」と夫がボヤイていたのを思い出して、森泉ちゃんプロデュースのショップ、『UP TOWN PET』でブランケットを買ってあげました。


 ピンもそうでしたけれど、新しい服や首輪、毛布などを買ってあげると、すごく喜んで、特にブランケットや毛布には、すぐに寝そべる我が家の犬たち。


 ココも早速、新しいブランケットに、くるまっていました。


 今夏、東京は晴れた日が少なく、8月は下旬になると、朝夕が「もう秋?」と実感できるほど涼しくなりました。


 短毛犬ゆえ寒がりなココもハンターも、既に朝晩は毛布やブランケットにくるまっています。


 そして、ココの誕生日の翌日は、長女ピンの命日です。“あの日”のことは、いまでもハッキリ覚えていて、ピンが発作を起こして私が病室に入ったときのピンの表情と、ピンが最後の息をスーッと吐き終えた瞬間のことを思い出すと涙があふれてきます。


 あれから3年。長かったようにも短かったようにも思いますけれど、とにかく一日たりともピンのことを忘れた日はありませんでした。


 ピンの写真を送って作っていただいたヌイグルミがあることや、ピンのお骨をいけないとは思いながらまだ埋葬していないこと。さらには、同じブリーダーさんのところで父親が同じココや、同じミニピンの保護犬、ハンターを迎えたことで、我が家がミニピンだらけであることなども、「ピンはまだ家にいる」という思いにさせてくれるのかもしれません。


 そして、ピンは「絶対に忘れないでね」という思いからだったのか、ココの誕生日の翌日、旅立ちました。

 

先住犬ピンの命日に姑から届いたお花です
先住犬ピンの命日に姑から届いたお花です

 ピンが亡くなったのが11歳と4カ月と23日。なのでココが11歳になるのをどこかで心待ちにしながらも、ピンは10才のときから悪性リンパ腫で苦しんでいたので、ココの体調のこともとても心配しながらの11才の誕生日でした。


 ココは極小犬なので、お散歩中、いまだに「赤ちゃんですか?」と聞かれることもありますが、もう、おばあちゃん。右目が白くなってきてしまったことも心配ですし、前よりも、お昼寝している時間が長くなってしまったことも気になります。


 でも、でも、11歳になりました。あと何年、一緒に過ごせるかと思うと、どこかで焦るような気持ちにもなってしまうのですが、大切に大切にココとの毎日を過ごそうと思います。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。『踊る!さんま御殿!!』の構成や、『サンデージャポン』『ドデスカ!+』などのコメンテーターを務める。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この連載について
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人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
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