イヌ・ネコの健康医療相談

猫が膵炎と診断されて下痢や元気喪失が続き、さらにリンパ腫の可能性も出てきました

飼い主からの相談に専門の獣医師が回答します

ちっちぇ(質問主)


猫アイコン 猫 11歳 メス ペルシャ

体重:1.4kg

飼育歴:10年3ヶ月

居住地:北海道函館市

飼育環境:室内

以前にも相談させていただきました。

1月18日頃にリパーゼ検査により膵炎との診断を受けました。

その後ほとんど毎日通院し、ビタミンや吐き気を止めるお薬、下痢止めとステロイドの注射をして頂いていますが、吐き気はおさまったようですが下痢が止まらず、ぐったりしたまま症状がよくなりません。
脱水・貧血も見られます。
体重も一時は1.8kgまで戻りましたが、また1.4kgまで減ってしまい、食欲はありますがあまり食べることが出来ず、チューブダイエット猫用キドナをシリンダーであげています。あとは市販の流動食であればなめてくれます。

2月17日にも2度目の血液検査を行い、クレアチニンが低値、カルシウムが基準値ではあるが少し低めと言われました。同じ日にエコーもやっていただき、胃袋の壁が厚い・腸の炎症・胃の出口のリンパ節の腫れ・膵臓の腫れ・小腸と周りのリンパの腫れ・腹膜炎 を言われました。

腹腔内リンパ節の針吸引標本の検査もして頂き(アイデックスラボラトリーズという会社さんです)、本日結果が出たのですが、診断は「リンパ節反応性過形成」とのこと。細胞の80%が小型~中型リンパ球であり、少量が大リンパ球だそうです。ただ、確実にリンパ腫ではないとは言えないとのこと。病理組織検査をすれば分かるのでしょうが、体重や状態を考えると全身麻酔に耐えられそうにありません。この後他の会社さんにクローナリティ検査を依頼するそうですが、また結果が出るまでに1週間程度かかってしまうそうです。

ご相談さしあげたいことは
① 先生より、「飼い主さんが希望されるのであれば、副作用がほとんどないリンパ腫用の抗がん剤があるので、それを打ってみる手もある。本来であれば他の抗がん剤と組み合わせて使うものだけど、組み合わせると副作用が激しくなってしまう為に単体で打つ。腫瘍が確認出来てから打つべきものではあるが、状況やここまで長引いていることを考えた場合腫瘍の可能性が高いことは否定出来ず、検査結果が出る1週間後にはさらに体力が減ってしまっている可能性があるので、打つとしたら早めのほうがいいのかもしれない。抗がん剤の効果が出るまでにも1週間程度掛かってしまうし、打ってしまってからクローナリティ検査の結果も待つのも手かもしれない。結果次第でその後は抗がん剤の飲み薬を飲ませるかどうか考えてみては?」というご提案を頂きました。
副作用はほとんどないとは教えて頂きましたが、もしもリンパ腫ではなかった時の事を考えると決断が出来ずにいます。どうお考えになりますでしょうか?

② 全身麻酔をしない状態で調べられることは全部調べて頂きました。リンパ腫でなければ、あとはアレルギーを疑うしかないと。でも、あまり食べられていない状態でアレルギーが出続けているのも考えづらい気がするのですが、他に何か原因として考えられることはありますでしょうか・・・?
セカンドオピニオンを検討したほうがいいのでしょうか?
以前質問させて頂いた際に、北大を勧めて頂いたのですが、住まいが函館なので札幌まで連れていくことが難しいのですが、函館でどこか専門の病院はあるのでしょうか?

お忙しいところ何度も申し訳ございません。
ご回答頂けますよう、お願いいたします。

日時2017-02-23 21:22:47

専門の獣医師からの回答

膵炎の増悪に加えて腹膜炎所見やリンパ節の腫脹となると,主治医の先生はリンパ腫を強く疑われているのかと思います。
リンパ腫以外には猫伝染性腹膜炎やその他腫瘍も疑う必要があるかと思います。
細胞診やリンパ球クロナリティー検査を実施されているようですが,経皮的細針針吸引(FNA)での材料採取は,かならずしも主病変から適切に採取できるとは限らないため,腫瘍化が陰性の結果でも,腫瘍を完全に否定することはできません。
抗がん剤の使用は,診断が確定されれば,有効であることがありますが,腫瘍であったとしても抗がん剤の効果が期待できないタイプの腫瘍もあります。
このため,通常は診断が確定してから抗がん剤を使用するのが一般的です。
ちなみにすでにかなり病状が長いようですが,猫における1カ月の経過は人の4カ月程度の時間経過に相当しますので,病態が悪化している場合には迅速な対応が必要です。
診断が簡単でなさそうなことは推測できますが,二次診療を希望されるかどうかは,経済的問題や時間的問題も含めご家族次第です。
少なくとも現時点で愛猫の病態やその深刻さを最もわかっておられるのは主治医の先生とご家族であるかと思います。
診察もせずに,まして飼い主様のお話だけで,主治医の先生の治療方針の是非を判断するようなことは無理があります。
主治医の先生ともう一度よくご相談し,ご家族が今後何を希望しているのか?どこまで愛猫のためにしてあげられるのか?
より高度な精密検査を希望されているのであれば,どこまでいけばよいかなど,やはり主治医の先生にお尋ねになるべきことかと思います。

日時2017-02-27 10:39:51

ちっちぇ(質問主)


丁寧なご回答、ありがとうございました。

金曜の夜に容態が悪化し、土曜の早朝に旅立ちました。
もっと早く気付いてやれれば、あれもしてあげたかった、これもしてあげたかったと悔やむ気持ちや強い悲しみは残っていますが、最期はあまり苦しまずに旅立てたと思うので、それだけが救いです。長い闘病生活、本当によく耐えてくれました。

わらにもすがる思いでこちらのサイトで相談させて頂きましたが、本当に心強く感じました。

また、ご相談させて頂くことがあるかもしれません。
その時はよろしくお願い致します。

お忙しい中、本当にありがとうございました。

日時2017-02-27 11:32:51

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この質問の回答は締め切りました。

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