O型家族の猫のかわいがり方 これで大丈夫?

その後、さらに大きくなった子猫ちゃん
その後、さらに大きくなった子猫ちゃん

 実家で子猫を飼い始めました。前回は、それを知って、高鳴る胸の内を書きました。その続きです。

 

 姉にLINEで、猫を譲り受けた経緯を聞くと、

 

「友達の友達の……知り合いの誰それからもらった」

 

 と曖昧な返事。いずれにせよ直接の知り合いでない人から譲り受けた子猫のようでした。猫の詳細はそれほど詳しく聞いていないのか、いつ生まれたのかも分からないとのことでした。

 

 私 「小さいから2カ月くらいじゃない? それ以上小さいときは、母猫と一緒にいるだろうし」

 

 姉 「じゃあ2カ月かな。かわいくてたまらないよ」

 

 月齢については適当でも、とにかく、かわいがっているんだな。我が家の猫は、飼い始めは4カ月と、少し大きくなっていたので、ほんのわずかな間のかわいい盛りの子猫の世話ができるのが、うらやましくてたまりませんでした。

 

 そして、姉と同居している父母は、初めて同居する猫に対して、どんな気持ちでいるのかが気になりました。

 

 父母も姉もO型で、大雑把な人々なので(私もですが)、かよわき子猫の世話がちゃんとできているのかが心配でした。

 

 母に話を聞くと、家族の中で最も大雑把な母が、子猫にえさをやっているようでした。

 

 というのも、子猫は一番早起きの母にすり寄って、朝ご飯をねだるそうです。そもそも母は、あまり生き物が好きではありませんでしたが、足元でミューミューと愛らしくえさをねだられるので、愛情が芽生えたようでした。

 

 ところが、猫について電話で話していると、気になる発言がありました。

 

 母 「子猫って、えさは1日どれくらい食べるの?」

 

 私 「え…? 毎日あげているんでしょ」

 

 母 「やってるけどさ。量が分からなくて」

 

 私 「袋に書いてあるでしょ。2カ月は何グラムとか、体重別とかで」

 

 母 「え~書いてないよ」

 

 絶対、書いてあるはずだ。もしくは、外箱を捨ててしまったのか。

 

 私 「えさによって微妙にグラム数違うから、書いてある通りにやってよね。1日2回くらいに分けたほうがいいよ」

 

 母 「そうなの~?」

 

 なんだか曖昧な返事で話を終わらされてしまった。やっぱり、ちゃんと世話しているのか心配です。

 

 では、犬を飼っていたとき一番かわいがっていた父は、猫のことはどうなんだろう?

 

 メールで聞いてみました。

 

 父 「誰もいないときに、猫と遊んでいます。癒やされています」

 

 短い返信のなかに、かわいがっている様子が垣間見えました。

 

 しかし、姉いわく、父のかわいがり方には問題があるとのことでした。

 

 子猫を遊ばせるときに、父が手を使うので、誰彼かまわず噛むようになってしまったんだとか。

 

 父は「甘噛みだからいいんだ!」と言っているそうですが、結構痛そう。大人の猫になってから、興奮している状態で噛まれたら、ケガをしそうです。

 

 私 「教育的指導をしないと。噛まれたら噛み返すとか、すぐにコラッって叱るとか」

 

 姉 「…かわいくて、無理」

 

 だめだこりゃ。

 

 年始に実家に遊びに行くのが楽しみで仕方有りませんが、猫とは適度な距離感を保って遊ぼう。

 

 どうでもいいけど、空気がきれいな田舎の実家に帰っても、これからは猫アレルギーを防ぐためにマスクが外せなくなるんだな。ま、実家で猫を迎えてくれた喜びには代えられないので、仕方ありません。

 

(ヤスダユキ)

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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この連載について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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