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sippo・sippo|更新|2017/05/18

猫たちの“夏支度”でアレルギーも悪化… 風呂に入れたら一石二鳥!

毛深いモモ。暑い日はご機嫌ななめです
毛深いモモ。暑い日はご機嫌ななめです

 春から初夏へ。さわやかな季節になりました。猫にとっては、抜け毛の季節です。


 冬場はブラッシングをしてもそれほど抜け毛がないのに、今の時期は、ブラッシングをせずとも猫らの身体から毛が離脱し、ふわふわと部屋を漂います。


 我が家の猫らは、短毛ではありますが、ブラッシングをすると無限に抜けていくんじゃないか?と思うほど大量の毛が取れます。その毛を集めれば子猫が一匹ずつできそうです。抜け毛すら、いとおしい…本当に作ってしまおうか…いや、集まった毛に命が宿るんじゃないか? とか妄想するのは、犬飼い、猫飼いの抜け毛シーズンあるあるでしょう。


 猫が毛づくろいのとき、毛をのみ込みすぎないように、こまめなブラッシングが必要ですが、問題が発覚しました。


 猫アレルギーの私は、ブラッシングをした夜、呼吸が苦しくなるのです。普段のアレルギー症状は、くしゃみ、鼻水なので、それほど気になりませんが、呼吸が苦しいのはちょっと怖い。マスクをつけても苦しくなるので、今後一切のブラッシングは夫に任せることにしました。


 断言はできませんが、私の場合は抜け毛のシーズンになると、ブラッシングをしなくても少しアレルギー症状が悪化するような気も…。


 抜け毛、アレルギー症状ときたら…。


 よし、猫を風呂に入れるしかない!と心が決まりました。


 猫を風呂に入れる行為は、猫が激しく嫌がるため、大変な労力を要します。猫にとってもうれしいことではないので、なるべくなら入れたくない。


 しかし、風呂に入れれば、まとまって毛を取りのぞけるので、猫のためになる。アレルギー緩和のためにも風呂に入れることが効果的だったりもするし。


 そう思うと、あれだけ重かった腰がスッと上がり、風呂への意欲が増しました。


 やる気がなくなる前に即実行!と、とある休日前夜、夫に「明日、猫を風呂に入れるよ」と宣言しました。そして当日、今まで通り、夫が猫を押さえて、私が猫を洗う役をしようと思っていると…。


「一人で入れるから大丈夫」と夫。「一人じゃ大変だよ」と言っても、「大丈夫」の一点張りです。


 もしかして、今まで足手まといになっていたのだろうか…。それとも、私のアレルギーを考慮して?


 いずれにしても、やってくれるのはありがたいので、まずはあんずをつかまえて、風呂場でスタンバイしている夫に託しました。


 扉を閉めると、「ナァ~ナァ~」と、悲しい鳴き声が響いてきます。


 かわいそうだけど、私は外から「がんばれー」と呼びかけることしかできません。リビングのモモは、異常事態を察知して身体を固くしています。


「出るよ~」という合図をもらい、脱衣所でぐっしょりぬれたあんずをタオルで包みます。ゴシゴシ拭いていると、さっきまでの地獄の絶叫がウソのように「ニャア」とご機嫌。


 まだぬれているのに、身体を拭いてもらってうれしそう。今までの風呂のときにはなかった現象です。もしかして、風呂に慣れた?


 タオルには大量の毛がつきました。それはもう、拭いても、拭いても無限に…。


 マスクはしていても、アレルギーのことが心配になりましたが、問題ありませんでした。


 私にとって危険なのは、ブラッシング>風呂のようです。ぬれていると安全なのかもしれません。


 モモも続けて風呂に入れると、モモのほうが激しく抵抗したようで、半袖、半ズボンだった夫は、ひっかき傷をつくっていました。爪を切っておいたので大事には至りませんでしたが、夫にあれほど長袖を着てと言ったのに…。


 そして、2匹を風呂に入れたおかげか、私のアレルギー症状は緩和しました。猫たちも一気に毛がとれて、サッパリしたようです。


 やっぱり、風呂は効果的だったと実感しましたが、風呂に入れても、抜け毛の日々はこれからもしばらく続いてゆきます。猫たちは、ゆっくり夏支度を始めます。


(ヤスダユキ)


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