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いのちへの想像力 「家族」のことを考えよう

第16回 不十分な業者規制 動かない行政

 栃木県矢板市内の「犬の引き取り屋」が、一部テレビでも報道されたことで大きな話題になっている。繁殖能力が衰えたために繁殖業者から「不要」の烙印(らくいん)を押された犬猫たち、ペットショップで売れ残り「不良在庫」となった子犬や子猫たち──。こうした犬猫を引き取り、劣悪な環境で飼育していたとして動物愛護法違反(虐待)の容疑で刑事告発された業者だ。10月17日に…[ 続きを読む ]

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第15回 店では「運動量に限り」飼養施設規制の導入を

「ペットショップではペットをゲージ内で飼育保管しており、ゲージ内での運動量に限りがあるため、被告従業員らが本件猫の呼吸促迫や喘鳴(ぜんめい)に気付かなかったとしても不思議ではない」(原文ママ)  5月26日付朝日新聞朝刊で「ペットを買ったら病気だった」という記事を書いた。その際に引用した、販売した子猫が先天性疾患を抱えていたとして2014年12月に飼い主か…[ 続きを読む ]

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第14回 人とペットの「共生」とは札幌市条例に見る光明

 人と動物の共生する社会を実現しよう――。  2013年9月に施行された改正動物愛護法の第1条(目的)に、「(この法律は)人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする」という文言が新たに加わったこともあってか、近年、よく聞くフレーズだ。 「共生」という関係性は小学校の理科で習うのが最初だったろうか。その後、教育課程のどこかで、共生と一口に言っても「相…[ 続きを読む ]

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第13回 猫ブームの危うい側面 犬の二の舞いを踏むな

「猫ブーム」がきている。朝日新聞社のペット情報サイト「sippo」でも猫関連の記事が常にアクセスランキング上位を占める。だがこのブームには危うい側面がある。犬の生体販売ビジネスで起きたことと同様の問題が、猫でも起きるかもしれない──そんな危惧をいま抱いている。  猫の入手方法は現在、「野良猫を拾った」が42.2%を占めており、「ペット専門店」は14.7%に…[ 続きを読む ]

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第12回 高齢者に犬を飼わせたい業界の思惑 「規制強化で大量遺棄」

 東京都千代田区で11月15日、ペット関連業界の11団体が作る「ペットとの共生推進協議会」が主催するシンポジウムが開かれた。  パネルディスカッションで司会を務めたペットフード協会の越村義雄名誉会長が「日本の個人金融資産のうち半分は70歳以上が保有している」「(犬の)飼育頭数減少に歯止めをかけないと」と発言するなど、高齢者にいかに犬を飼わせるか、という方向…[ 続きを読む ]

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第11回 来年度も流通量の集計を実数把握で「闇」減らせ

 ペット関連総市場が1兆4千億円規模にまで成長したというのに、根幹を支える生体の流通量は長く実数がわからないままだった。そんななか、2013年9月に施行された改正動物愛護法に第22条の6第2項が新設され、犬猫の販売業者は、年度中に販売したり死亡したりした犬猫の数を所管の自治体に報告することを義務付けられた。報告のために提出するのが「犬猫等販売業者定期報告届…[ 続きを読む ]

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第10回 環境省が「繁殖制限」「飼養施設規制」導入へ 問題山積の生体販売「適正化」に大きな一手

 環境省が悪質業者の排除に向けて「繁殖制限」と「飼養施設規制」に乗り出すと、時事通信が10月24日に報じた。  さっそく環境省動物愛護管理室に確認してみると「(2012年の動物愛護法改正にあたって立ち上げた)『動物愛護管理のあり方検討小委員会』があげた課題のなかで、この二つが取り残しになっていた。そろそろ検討を始めないと、次の法改正も迫ってくる。どういう示…[ 続きを読む ]

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第9回 動物愛護団体が果たす役割 動愛法改正で真価問われる

 全国的に行政による犬猫の殺処分数が減ってきている。  2014年度の数字はまだ環境省が公表していないが、おそらく、13年9月に施行された改正動物愛護法で犬猫等販売業者からの引き取りを各自治体が拒否できるようになった(第35条)ために、さらに改善するだろう。これまで、動物取扱業者による「在庫処分」などを自治体が(つまりは税金で)代行してきたことを思えば、大…[ 続きを読む ]

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第8回 不幸な出会いを避けるショップの見極め方

 犬との暮らしは、人にたくさんの幸せを与えてくれる。イスラエルのアインマラハ遺跡から人と子犬が一緒に葬られた1万2千年前の墓が発見されるなど、人と犬とが古くから関係を深めてきた痕跡は、世界各地で見つかっている。  現代の日本。人が犬と出会おうと思えば、その足は街中のペットショップに向かいがちだ。そこには、さまざまな犬種の子犬が、ぬいぐるみのように陳列されて…[ 続きを読む ]

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第7回 マイクロチップは業規制の手段あってはならぬ議論すり替え

「8週齢規制」を実効性あるものに  2012年8月21日、自民党本部7階の会議室で行われた党環境部会で、当時党どうぶつ愛護議員連盟幹事長だった松浪健太氏が、改正動物愛護法(13年9月施行)におけるマイクロチップの扱いについて、こんな発言をしている。 「民主党さんが全然マイクロチップのほうは触れてなかったわけですけれども、8週(56日)齢規制を実効性あるもの…[ 続きを読む ]

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