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Shi-Ba・Shi-Ba|更新|2016/12/17

オイデの練習してますか 柴犬流 シカトの極意⑤

無視もコミュニケーションのうち!? 気づかないフリの真意に迫る

犬が飼い主を無視するような態度をとることって結構ある。何故そうなってしまうのだろうか?改善方法なども含め、紹介しよう!

Text : Daizo Okauchi Photos : Teruhisa Tajiri

監修:西川文二先生


 

オイデを教え嫌なことせず喜ぶことをしてあげる
呼びかけに応えた犬には良い経験をさせるべし

 名前を呼んでも無視をされ、こちらに来てくれないと結構傷つく。これを改善する方法を紹介しよう。

 動物には、自分がした行動に対して結果的にいいことが起きる、または嫌なことがなくなることで、その行動の頻度が高まってゆくという原理がある。これはオイデにも当てはまる。呼ばれて、近くに行くとオヤツがもらえるなどその犬にとって良いことが起き続けるとオイデに反応するようになるはず。「あの人に呼ばれて近くに行くと、いいことが起こる!」と学習すると、無視されることは減るだろう。

「逆に嫌なことが起きると近くに来ることが減ってきます」と西川先生。例えば、名前を呼ばれて近くに行くと、爪切りをされるなど、いいことが起きなかった、などという経験が重なると、呼びかけに応じなくなり、無視をする頻度が高くなる。

 また、オモチャで遊んでいる途中で、飼い主に呼ばれても無視をするのは、オモチャの方が魅力的だから。それよりも、魅力的なオヤツをあげる、あるいは、飼い主がそのオモチャより魅力的な存在になればよい。

「名前を呼んでも来ないのは、そもそもちゃんと教えていない場合も多いです。教えられていない行動を求めても、できないのは当たり前。無視されているわけではないのです」

 飼い主としては、まずオイデを教え、近寄ってきたら常に愛犬が喜ぶことをするといい。そうすれば無視される頻度も激減することだろう。

我が家のシカト対処法
効果があるのか? 苦肉の策だらけ

 愛犬にシカトされるのは寂しいもの。相手にしてくれない時、どんな方法で解決しているのだろうか?

バイテル家

 名前を呼んでも聞かない時は、近寄って耳元で。この距離だと聞いていないフリはできない。


澤田家

 無視されても何度も名前を呼び続ける澤田家の面々。何事も根気が大切なのである。


中本家

 顔をぐしゃぐしゃして、こちらに注意を向けさせる。これは果たして有効なのか?


柴犬のためのシカトグッズ
これで飼い主をごまかせ!

 人間の場合、聞いていないフリをするための道具がいくつかある。柴犬にだってあるかも。

新聞

 親父が母からばつの悪い質問をされた時、新聞を読んでいるフリして無視をするのをよく見る。これは犬にも使える方法!?


サングラス

 飼い主がオイデをしても、何も見えていないフリをするのに有効。目を隠していると、感情も読まれにくい。


ヘッドホン

 柴犬が好んでロックやポップスを聞くことはないだろうが、ヘッドホンをすることは、聞こえないフリをするのに最適。


監修:西川文二先生

Can!Do!Pet Dog School主宰。公益社団法人JAHA認定家庭犬インストラクター。環境省主催「動物適性飼養講習会」講師。科学的な理論に基づくトレーニング方法は、多くの飼い主に支持されている。著書に『いぬのプーにおそわったこと』(サイゾー)

Shi-Ba

Shi-Ba(シーバ)

柴犬をメインとした日本犬専門マガジン(柴犬・秋田・紀州・北海道・四国・甲斐犬)。既存の「日本犬=番犬」という硬直したイメージにとらわれることなく、今の時代に合った新しいカタチの飼い方やライフスタイルを、数多くの実例取材をもとにしたオモシロ企画で提案。また日本の民族文化や伝統工芸などを柴犬が紹介していくコーナーなど、そのイケイケの編集方針が生み出す独特な世界は、「ペット雑誌」という言葉だけではもはやくくりきれない?
公式Facebook:http://www.facebook.com/ShiBa2929


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