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チワワスタイル・チワワスタイル|更新|2017/06/19

愛犬のキラキラシニアライフのための6つのポイント 年だからと諦めず

シニア犬になってからは、老化や病気の可能性は増えるが、それなりに対処することで暮らしの快適さは変わってくる。ケアのポイントを相澤まな先生(かまくらげんき動物病院副院長)に聞いた。

Text:Makiko Matsumoto

Photo:Minako Okuyama、Miharu Saitoh


(末尾に写真特集があります)



「年だから」と片付けず、犬をよく観察すること


 チワワは10歳頃から、毛色が白くなる、足腰が弱る、動きの機敏さが低下するなどの変化が出る。こうした背景から、見た目に「覇気がない」「年寄り臭くなった」と感じるケースも多い。


「ただし、そうした変化をすべて『年だから』で片付けるのは危険かもしれません。もしかしたら甲状腺などホルモンの病気や背骨や腰の変形性脊椎症などが隠れている場合もあります」


 甲状腺の病気に関しては、気になるようなら動物病院へ。また変形性脊椎症であっても、犬は頑張って動いてしまいがちなので、定期的に検診を受けることを忘れないようにしよう。老齢になると心臓疾患、腎臓疾患などの病気になる可能性も増えてくる。

 


 性格的には、堪え性がなくなる、食べ物などを我慢ができなくなる、怒りっぽくなるなどの変化がある犬も。


 感覚的には、耳が遠くなって音に対して過敏でなくなるケースが少なくない。若い頃は花火大会でパニックになっていた犬が平気になったり、雷を怖がらなくなった例もあるそうだ。白内障で見えないため不安になり、飼い主を頼るようになる犬もいる。


「犬の平均寿命は15歳。ですから15歳からの1年1年は貴重です。上手にケアし、長生きさせてあげましょう」

 


Point1 住まいは段差や滑る床に注意

足腰が弱ると階段の上り下りで足を踏み外したり、ソファから降りることを躊躇するようになる。階段にガードをつけ、上り下りさせる時は抱っこしたり、ソファにステップをつけてもよい。床が滑ると足腰に負担がかかるので、マットを敷くなど対策を取ろう。やわらかいクッションなどを置いて、犬のいやすいスペースを作ってあげるのもおすすめ。視力が低下してくるので、夜の照明は明るめに。犬が戸惑わないよう、模様替えは避けよう。

Point2 食欲を促進させる工夫をしよう

食欲を減らさぬよう、フード食ならササミ肉や、中医学的にエネルギーを増やすとされる黒い食べ物(黒ゴマや海苔)などをほんの少しトッピングしてもOK。フードをレンジなどで温めるだけでもにおいが強くなり、犬の食欲を増進させられる。食器に台をつけて食べやすい高さにすると首への負担が減る。老い先短いから好きなものを存分に……と、高カロリーのものを食べさせすぎると肥満になり、心臓などへの負担が大きくなってしまう。

Point3 夏でもしっかり防寒対策を

チワワの原産国であるメキシコは暑い国。ゆえにチワワは寒さに弱い。熱中症には注意したいが、冷房などで冷やしすぎないことが大切。特に小さいチワワは家の中でも冷気の溜まる下の方にいるので、人間感覚で冷房をつけると犬にとっては寒いことも。冷房をつけると時には適温を心がけ、なおかつ毛布やベッドなどを置いて逃げ場を作ってあげると、犬が寒いと思った時に調整できる。服が着られるなら衣類で防寒してもOK。

Point4 スキンシップやボディケアを

マッサージは血行を改善させる効果があるので、スキンシップがてら足腰や体全体を揉んであげるとよい。また歯ブラシで軽く皮膚をこすると、親犬から舐められている感覚で犬が安心しやすい。個体差もあるので、犬の好みに応じてリラックスできるスキンシップを心がけよう。嫌がるなら無理をしないことが大切。日頃からよく触れ合うことで、病気やケガの早期発見につながる。ひいては早期治療でき、重い症状になることを防げる。

Point5 運動は心臓に負担させすぎないこと

チワワはもともと長く運動するような体の構造をしていないので、シニア犬については、必ず散歩や運動をさせなくてはいけないという意識はいらない。基礎疾患のある犬はもちろん、病気がなくてもシニア犬は運動のしすぎに気をつけよう。老齢になった犬が動きたがっても、飼い主が抑えるくらいがちょうどいい。散歩は歩くのが半分、抱っこ半分くらいに減らして、犬が行きたがらない場合は無理に連れて行かない方がいいだろう。

Point6 デンタルケアなどお手入れも

元気よく過ごすためにはしっかり食べることが大切で、そのためには歯を大切にしたい。人用の歯ブラシでいいので、フサフサのものを選んで歯磨きしよう。いきなり磨くとイヤがるので、慣れていない犬は唾液腺のある口角付近をマッサージし、慣れたら指を入れる。さらに慣れたらガーゼ、歯ブラシと進めていく。歯がグラグラしている、口が臭い、歯茎が赤黒い、歯石がついているなど口腔内トラブルは動物病院でケアしてもらおう。

 

監修:相澤まな先生

かまくらげんき動物病院副院長。一般診療に針、レーザー、漢方薬を採り入れた中西結合医療を実践している。愛犬はスムースチワワのミレー君(オス・2歳)。


かまくらげんき動物病院
TEL:0467-32-9113
http://www.genkivet.com/

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